長男は先月より中学受験に、本腰を入れています。
(参照記事:そろそろ受験勉強を始めようか。)
初期の段階として、苦手教科を克服するように指示しました。
本稿では、めっちゃ苦手な「漢字」の対策について、取り上げています。
漢字が苦手な子も得意な子にも、何か参考になればと思い記事にしました。
長男は漢字が苦手であることを、先日の記事で書きました。
同じ間違いを、何度でも繰り返すのです。
書き順は必ず間違いますし、部首も間違ったまま覚えているんですよね。
それって、何が原因なのか深く追求していくと・・・
低学年の頃から続いている小学校配布の漢字ドリルによる宿題が、少なからず影響していることがうかがえました。
小学校の漢字ドリルとは、同じ漢字を10も20も書かせられるアレのことですよ。
難行苦行というか「○○の一つ覚え」みたいにひたすら書き続ける伝統的なドリルですね。
次女の宿題を見てやっているときに、「もしや長男が漢字が駄目なのは、これのせいでは…」と気が付きました。
次女の宿題を過去に遡って見ていくと、
最初は正しく教わっているのに、途中から間違って練習してしまいそのまま覚えてしまった漢字があったのです。
長男(小4)の場合はそういう積み重ねが四年間に及んだ結果、漢字の劣等生になったのかもしれません。
漢字を甘く見ていました。
小学校に任せていれば、丁寧に指導してくれるから大丈夫だと勝手に信じておりました。
実際のところ、丁寧に指導してくれるのは小1までのこと。せいぜい小2までです。
先生方は多忙なので、
一人一人の宿題を丁寧に見て誤りを指摘する余裕など、無いと思われます。
これは政策(政治)の問題であり、先生方は悪くないと思っています。
とりあえずハッキリと言えることは、保護者が何とかするしかないんですよ。
間違って覚えた漢字の記憶を、正しい漢字に上書きする方法を考えました。
本人が理科を学習するとき、おふざけで某ユーチューバーの口調を真似て参考書を読んでいたのがヒントになりました。
この子は五感を活用することで、記憶が定着しやすくなると直感しました。
本人も始めはふざけているつもりでしたが、そこに気が付いたようですね。
YOU TUBEでよく使われている曲のメロディで読んでみたり、音楽の授業で習っている曲のメロディで読むこともありました。
そういうことで小1の初期にやっていた「唱えて書く漢字練習ノート」が、最適かもしれないと思い試しにやらせてみました。
「唱えて書く」とは、こんな感じです。
唱えることで一画一字を、丁寧に覚え直すことができます。
自分自身で注意喚起しながら、視覚と聴覚を使って覚えるという方法。
長男にやらせてみると、俳句や短歌の節回しで唱えることが多いです。
漢字の間違いが多い長男には、とても効果がありました。
こちらは以前、小学校から返ってきたテストです。
ご覧のとおり、散々な結果です。
家で繰り返し練習するために、書いた字を全部消してあります。
悲しいことに・・・
毎日練習しても一週間後には、元の状態に戻るんですね。
重症だと思います。
その後、唱えて書く漢字練習ノートで、毎日漢字練習するようになりました。
こちらは直近(2月中旬)に行われ、返された抜き打ちテストです。
8割できていますね。
唱えて書く漢字練習ノートの成果が、表れていることを感じます。
この練習ノートは、コロンブスの卵みたいなものです。
「唱えて書く」という誰でも思いつきそうで思いつかない、単純でありながら効果が期待できる書籍です。
この教材を最も効果的に活用するために、試行錯誤して辿りついたのが以下の方法です。
この教材は見開き2ページで完結する仕様です。
左側は文字を覚えるためのページで、右側は文字の使い方を覚えながらアウトプットするページです。
→説明の都合により、左右のページで1セクションとします。
我が家では、毎日4セクション(8ページ)行います。
左側のページは、縦に2列分(1字あたり4回)練習することにしています。
右側のページは書籍には書き込まずに、別の紙に書きます。
翌日も同じセクションを行います。
翌々日は、次のセクションに進みます。
学校のテスト・小テストで間違った漢字は、すかさず練習ノートで確認させながら「唱えて書いて」やり直しさせています。
ただ単純にやり直しさせるよりも、唱えて書いてやり直しさせたほうが忘れにくいです。
ちなみに最後の2列は残してありますが、仕上げ用にとっておいているのです。春休みにでも、させようと思います。