秘伝公開
本稿は短めにサラッと書きますが、私が考えている最も重要な事項です。秘密にしているわけではありませんが、強調する意味でオーバーに「秘伝」と書いてみました。
凡人の息子を支える工夫
私は子供に教える時に一番大切にしているのは、求めている論点を確実に伝えるということです。伝わらなければ何も始まらないからです。理解できれば子供は問題を解けます。ただしすぐ忘れるんですね。だから毎回忘れている部分をチェックしレクチャーする繰り返しです。これが毎日ですよ。我が子が短期間で算数と中学の数学をマスターできたのは、私の力量によるものだと自負しています。息子は忘れやすく集中が続かないしひらめきがあるわけでもない「ただの凡人」です。
凡人である息子の学習をプロデュースするために、たくさんの工夫を重ねてきました。市販の画一的な教材を用いるにしても、使う目的をはっきりさせフォローしたりフィードバックさせたりやることは盛りだくさんです。子供がつまづくポイントは傾向があるもののいつも同じとは限りません。結局のところ学習リソースをフル活用した子供にあったオーダーメイドの教材を作ることになります。こういうのは家庭教師等々に外注しても絶対にできないと思っております。
自作ワークブック
子供にレクチャーしてその日にやらせた内容やその後のアウトプット演習の内容をワークブック化するようにしています。そういうのが手元にたくさんたまっていきます。学習する順序に気を配りながら整理して、やらせた結果をフィードバックさせてその都度改善を施しカスタマイズしていきます。
現在は自作ワークブックによって自動化若しくは半自動化した学習を行っています。ワークブックを内容に沿って書いていくと、忘却から覚醒していくという仕掛けになっています。自作ワークブックは我が子にピッタリの教材ですが常に改良を加えています。
一例
市販の問題集について
最レベとかきらめき算数脳など市販の問題集は、させてみた結果をワークブックの形でフィードバックします。子供の苦手な問題や理解不足を筆者が把握して、新たなレクチャーを行いそれをワークブック化するのです。次回も同じところでつまづいてもワークブックに取り組みながら自己解決できるわけです。
当たり前のことをシステム化しただけ
作業内容としては「成績優秀な子供が知らず知らずのうちにやっていること」と同じなんですよね。講義を聴いて問題を解いてその結果をフィードバックさせて、わからないことは調べて自分のものにしていくという繰り返し。忘れた部分を的確にあぶり出し対策を講じる…。
小学一年生にそれをやれと言ってもできるわけがありませんから、私がシステム化しているに過ぎません。オリジナルワークブックによる学習の自動化は方便であり、息子自身の成長を待って本来あるべき姿に変えてやらないといけないと考えております。