フォニックスとネイティブっぽさ

英語学習=子は親を見て育つ

 英語教育の現場や受験産業界でスピーキングやリスニングは「ネイティブなのが理想」とされているようです。ただしどこの国のネイティブ英語を基準にするかは定まっていないようですね。受験ではそこまでの精度は求めないので、ジャパニーズイングリッシュでネイティブっぽいレベルならそれで十分すぎるものと思われます。さらには社会に出てからもそれで十分。ニューヨークだろうがロンドンだろうが英語圏の住人にも会話が通じます。

「話す・聴く」が重要視される時代

 2020年に英語が「小学三年生からの必修科目」&「小学5年生からの教科科目」となりますね。スピーキングとリスニングの比重が大きくなるとのこと。英語の早期学習が小中高と進む中で文法は何とかなるとしても、スピーキングとリスニングについてはそれなりに対策を立てないと追いつかない恐れがあります。近い将来訪れる英語教育の変革に対応すべく、家庭学習への落とし込みを考えていきたいと思います。

教える立場にネイティブっぽさは必要か

 もし英語の授業が始まって子供が「リンゴって英語でアポーって言うんでしょ?」って尋ねてきたらどう返しますか?答える側としてネイティブっぽくappleと言えたなら、その後も子供は英語の学習を相談しやすいことと思います。
 筆者の結論として、教える立場ならネイティブっぽく発音できるとやりやすいと思います。逆に親が発音に自信を持てない場合は、小学校や塾に丸投げということになってしまいそうですね。

フォニックスは禁断の果実

 英語がネイティブっぽく話せなくてもフォニックスを知っていれば、相談に乗るぐらいは十分にできるものと思われます。フォニックスは子供に英語の発音を教えるため「綴り字と発音との間にある規則性」に着目した指導法。イギリスをはじめとする英語圏の国ではフォニックスが当たり前に用いられています(参考ページ)。親がこれに習熟しネイティブっぽい発音を単語レベルでもいいから話せれば、とりあえずは対応できるような気がしております。

「カタカナでの理解」の否定は建前

 日本国の義務教育の指導要領にはフォニックスって入っていないのです。あくまでも建前として「発音記号」のみ取り上げています。でも発音記号とネイティブ英語とがリンクしている人ってどのくらいいるのでしょうか。英語の教師は発音が下手糞であっても、子供を前にしてフォニックスの存在すら教えることはしません。でも、教員になった同級生によるとフォニックスを手掛かりにしている教員はたくさんいるとのことでした。裸の王様(寓話)に似ている状況ですね。
 例えばhatとかangryは母音が「ェア」のような感じです。生粋の日本人が教える際にはこのように自分がカタカナで理解して、それをさも英語をしゃべっているかのように発音するしかないんですよね。参考になるものの一つがフォニックスということ。
 フォニックスで調べようがネイティブっぽい人の発音を真似しようが、要は英語科目の受験に効果があればそれでいいんです。「あ、貴方のその発音ってフォニックスでしょう。」なんて見抜く方法なんて存在しませんから。教師ですらフォニックスのお世話になっているわけで、生れてから死ぬまでフォニックスを知らないのはもったいないことです。

フォニックスの参考書

 良書があります。最近はCDで音声データ(ネイティブ発音のお手本)が付いた解説書があります。これを入手すればフォニックスが圧倒的に利用しやすくなります。なおフォニックス付きの英和辞典もレアですが一応あります。

ネイティブっぽさを鍛えるには

親自身が英語に興味を持つ

 親ができないことを子供に頑張れというのは、モチベーションを下げると思います。私は2005年頃までは仕事上日常的にジャパニーズイングリッシュをネイティブに似せて話しておりました。今でもレベルを維持するために英語圏の知人とスカイプで会話するようにしています。子供に英語を教える時期になったら・・・お父さんでもネイティブっぽくなったから「やろうと思えば道は開けるよ」と言ってみようと思います。頑張れとプレッシャーをかけるよりも、カッコいいところを見せるだけでいいと思っています。

とっておきの方法
親自身がキーマン

 親自身の英語力を高めれば、子供にとって大きな影響を与えることになろうかと思われます。算数・国語でも親が適切にかかわることで子供のやる気が変わってきます。英語の場合は一番身近な人がネイティブスピーカーっぽかったらきっと励みになりますよ。

洗練されたアプリの利用

 ただし一朝一夕に英語力は高められるものではなく積み重ねが必要です。仕事や子供の世話で時間がなかなか取れない場合はアプリを利用するのも一つの手です。下の教材はおススメで誰にも知られず、通学することなくネイティブっぽく英語力を鍛えることができます。価格がリーズナブルなのに効果は絶大。最新の音声認識技術による発音チェック機能で、ネイティブなスピーキングに近づけることでしょう。素敵なドラマによるリスニングトレーニングもあります。ビデオレッスンや書き取り練習などなど全てがモバイル上で完結します。なお自分に合っているかどうか、無料体験で確認することができます。

詳細を見る

 

 ただし、上記の教材は英語が流暢に話せるようになるには、ちょっとハードルが高いかもしれません。文例や単語をネイティブ風にたくさん身に付けて、周囲を驚かしたり子供に発音を教えられる程度には十分になれると思います。

本格的にネイティブっぽくなりたいなら・・・

数稽古をこなすに限る

 経験を踏むのが一番。英語のニュースサイトを見たり英語圏のユーチューバーがやっている動画を見るのもいいですよね。ただし教材ではないので話しているスピードについていけなくてすぐに挫折する人が多いかもしれません。

良い教材がある。

 私がこれからおススメする教材はネイティブっぽくなるのが比較的容易です。ヒアリングマラソンといって、遭遇する様々な場面をテーマに稽古できる英会話の音声教材シリーズです。月刊誌スタイルで紙テキストとCDコンテンツが届きます。採点サービスもあります。
 この教材シリーズとの出会いは中古ショップで偶然に家内がみつけて買ってきたことです。私が吟味してみてすごく良いと思ったので、外交官を志望している姪に新しいのをプレゼントしました。たいへん気に入ってTOEICのレベルアップにつながったとのこと。スカイプで海外の方と討論できるレベルになった等々、実戦で役立っているとの礼状をもらいました。数ある英語教材の中でもネイティブっぽさを身に付けるには最適だと思います。
 英語は使わないと退化していきますが、私はこの教材を英語力をキープするために使い続けております。

中級コースが無難です。

 姪はもちろん外交官を志望するぐらいですから英語の素地がしっかりしているわけです。そこまでいかない場合におススメしたいのがヒアリングマラソン 中級コースです。ノーマルなヒアリングマラソンと同様に、素材として映画やニュースやトークやインタビューなど「様々なジャンルに及ぶ生の会話」を使っています。特徴はヒアリングの難しさを編集により三段階でクリアしていく「3ラウンド・システム」を採用している点です。ネイティブスピーカーが普通に話しているスピードについていくのに役立つ教材です。

他の教材との違いは・・・

 この教材の特徴は「質の高い本訳」ということに尽きます。英語圏の人とやり取りをしているとき「だいたいこんな感じのことを言っているのかな」とおおよそのことは理解できても、確信が持てないと受け答えに躊躇してしまうことがあります。さらに言えばディスカッションしているときなど、相手が意図している行間を読まないといけないこともあります。個々の話し方の癖を織り込んで聞かないといけないことも当然出てきますし…。
 言っている意味まで正確にわかって初めて対等の会話が成立すると思います。翻訳上手にならないとネイティブに近い領域には達しないと思われます。よって教材にはヒアリング・スピーキングに加え「翻訳の良さ」が欠かせません。良質な数稽古を踏んではじめて「英会話ができます」と言えるレベルになるのだと思います。
 この教材はなまりのあるものも含めて現実の会話が豊富かつ適切にまとめられています。ヒアリングマラソンというぐらいですからボリュームはあります。ただし月ごとの編集でまとめられているので色々な切り口で飽きずに学べる印象ですね。前述の中級コースやさらに初級レベル(「聞き取りのコツ」がつかめる)からのプランもあるので予定や都合に合わせて選択できます。

子供に英語を教える計画を立てる。

学習のスタートはタイムリーに

 英語は使わなければ忘れるし、クオリティが下がります。どんどん退化していく感じ。だから子供に早くから教える意味はないと思われます。小学校との連携を考えたタイムリーな時期を選ぶべきでしょう。
 よく通販番組で「音声をを聞いているだけで英語がしゃべれるようになる」というDVDが売られていますけれど、そんな簡単なものではありません。それよりもスピーキングに力を入れるべきでしょう。「聴いたことを真似して話す」という繰り返しは大きな効果があります。

親がやってみせるのがベター

 自分の子供をネイティブっぽく話せるようにしたかったら、親がまずそれを実践してみることではないでしょうか。同じ目線に立ってやってみせて「こうやればうまくいくよ」と、勉強のやり方を教えるのです。子供に箸の持ち方を教えたりお風呂で身体を洗うやり方を教えたり、あるいは職場で後輩に仕事を教えるのにも共通していると思います。

勉強を教わるというより、やり方を教わる。

 塾に入れるにしても「再現性のある(家でもできる)ことを指導できる塾」でないとその場限りに終わってしまうことでしょう。家庭で繰り返し学習しなければ「時間とお金の無駄」です。ネイティブレベルで発音を正確に身に付けるって、算数・国語を学ぶよりハードルが高いと思います。
 小学二年生まではなるべく算数・国語に絞って教えるほうが子供のためになると思います。消化不良を起こすといけませんから…。
 その上で中学受験をするしないにかかわらず、英語のトレーニングは小学三年生から始めるのがいいと思います。ただし余力が十分あるのなら、もっと早く始めて良いでしょう。ちなみに筆者の長男は小学二年生の1学期の途中から始めました。やるんだったら中途半端でなく徹底的にやることです。

子供に与える教材は・・・

 下記のZ会通信教育が良いと思います。体験中の方に教材を見せてもらいましたが、塾に通うよりも再現性がすこぶる高いですね。我が子も三年生になったらZ会の英語をやらせるつもりです。こちらでは紙の教材を使うプランと、タブレット端末を使うプランがありますがどちらでも対応可能です。音声ペンや録音などリスニングもスピーキングも対応している「専科英語」があります。これは本科4教科(国・算・理・社)とは別枠扱いです。
 受講料は支払い回数にもよりますがおよそ2000円/月 前後。くもんに通うよりもかなり安いです。

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