最レべが自力で解けるようになるポイントは・・・
家庭学習で中学受験を目指す子供にとって、最初の定番教材である「最レべ」。
今月は最レべ算数の小2を、終えることができました。
この書籍は使い倒すほどに、学習の下地を作るのに最適と感じさせられます。
次女には最レべをメインに、毎日3時間演習させています。
参照記事:最レベ算数と国語
最レべを使った文章題トレーニング
次女の計算力は小6以上ですが、もっと総合的に磨きをかけて「実力の底上げ」を図りたいと考えました。
最レべに掲載されている問題は、基本的なものから難しいものまで良問ばかりです。
特に文章題のバリエーションが豊富です。
筆者は次女を鍛えるにあたって、サポートなしで最レベの文章題が全て解けることを目標としました。
鍵になるのは・・・
国語力を開発しながら、算数的な考える力を身につけさせることでした。
最レべを始めてから1ヶ月半くらい経ちましたが・・・
最近は問題文を自分で読んで、内容を把握するようになりました。
おそらく小学4年生ぐらいの突破力を、身につけたような気がします。
そうなるまでに、主に文章題の読解力向上に時間を割いてきました。
学習指導について、筆者の考え方は、こうです。
抽象的な問題であるほど、想像力が必要です。
例えば大人でも、抽象的な文章や難解な文章を読んでいるときに、
知らず知らずのうちに脳内でイメージ化しようとすることってありませんか?
逆に言えば、
文章がいかに抽象的であっても、イメージ化さえできれば解析がたやすくなるはずです。
具体的には「図式化トレーニング」を行いました。
すなわち、「問題を読んだら、すぐに図を書く」ように、習慣化させました。
例えば、「あまった」とか「たりない」とか数的な表現を、図に書けるようにしてやると意欲向上につながります。
その結果、筆者の通訳なしでたいていの問題文が、読んで理解できるようになりました。
参考までに、進むペースとしては3日で1単元(1サイクル)としています。
標準問題+ハイレベル問題
↓
ハイレベル問題(復習)+最高レベル問題
↓
最高レベル問題(復習)+既習の問題からピックアップ(復習)
上記の他、リビュー問題と総合問題も、二回ずつ実施しています。
各問題ともに「読んで内容を把握→図を書く」ことを、徹底的に指導しました。
たくさんの文章題に接するうちに、国語力が育まれていったように思います。
ちなみに問題文中には、小1で習う漢字にはフリガナが振られていません。しかし、やっていくうちにスラスラ読めるようになりました。
さて、前置きが長くなりましたが・・・
本稿では植木算と旅人算の部分のキャプチャーを、上げていこうと思います。
植木算
植木算の問題にはパターンがあることを、意識させながら教えました。
- 長さと長さの間に距離が入る問題→全長に「間」を足す。
- 長さと長さの間に糊しろのある問題→全長から「間」を引く。
- 間に個数が入る問題→外側から順に(種類ごとに)個数を計算していく。
- 環状に並ぶ問題→並ぶ物体の個数=間の個数。
「類型化」という概念に気づかせることは大事です。
思考をサブルーチンに適宜分岐させることで、より複雑な問題をこなせるようになります。
数学の学習にも役立ちます。
旅人算
座標の概念を導入して、システマティックに解けるよう指導しました。
具体的には正負の数を織り込んだ上で、X座標として図式化させています。
そのように教えることで、数学で使っている内容とリンクできますし、
関数全般に応用できるという、「汎用性」が出てきます。
- 座標上の原点は、式が書きやすいように定めること。
- X軸上と考えて、「右に向かうのが正で、左に向かうのが負」と定めること。
- 二者の距離=X2-X1
その他、文章題
最レべ小2には、文章題特訓という単元があります。
特に良い問題が、たくさんあります。
次女はすでに図式化の要領を覚えましたので、腕試しみたいなものでした。
結果は、ほぼ全ての問題がスラスラ解けました。
その他、次女の印象に残ったと思われる問題を、ピックアップします。
アマゾンでは、「とても良い」と最高評価をつけている人が多いようですね。
入塾対策に用いている人もいるようです。
方程式(自作問題)
最レべをやるときは、方程式を封印しています。
方程式は自作問題で、別にトレーニングしております。
今後の予定・その他
来月は最レべ算数小3を行います。
2月は祝日が2回あるので、ギリギリ終わるかもしれませんね。
キーボードを弾きたがったので、教えることにしました。長男にも使った楽譜で、毎日練習しています。
参照記事:ピアノをさせると頭がよくなるか?