分数を自在に使いこなすには、加減乗除の上達が必要です。
その中でも「掛け算割り算の暗算」が、得意になることが要訣だと思います。
次女は九九は完璧なのですが、暗算が未熟なので限界があります。
102/96=17/16 みたいな大きな数の約分だと、
即座には、計算できないんですよね。
時間がかかると集中が途切れるので、
暗算の引き出しを、広げてやりたいと思うようになりました。
九九には登場しない大きな数字について、約分のトレーニングをさせました。
長男に分数を教えた当時(年長児)は、「2,3,5,7のどれかで割って」と指導しておりましたが・・・
2,5の倍数は一の位から判別できるとしても、
3や7やその他の素数のどの約分なのか、見当がつかないことがよくありました。
そこに着目して、教え方を工夫してみました。
3の倍数と7の倍数について、大きな数の約分ができることを目標としました。
3の倍数を3の段として教えるには、
スパンが小さいので、大きな数まで九九のように暗記させるには個数が多すぎますよね。
そこで12の段と15の段を、覚えさせようと考えました。
15の段のついでに、25の段を覚えさせました。
どちらも使いこなせると、いろいろと便利ですから…。
続・7の段とは、九九に出てこない7の段の意味です。
幼児には、7×20まで覚えさせればよいと思われます。
こちらで手本を用意します。
答は目立つように、赤で書きました。
この手本を本人が見ながら、書き写していくわけです。
九九のようにテンポよく口ずさむのが、困難ですよね。
なので、毎日書いて覚えさせています。
演習の中で使って、自然に覚えていくことを狙っております。
手本は自由に見ていいことにしています。
ちなみに右にあるキャラクターは、コロナではなく妖精とのこと。
「暗記しろ」と言っていないのに、
二週間やったら、ほぼ覚えたようです。
でも手本を必ず見たがるので、そこは自由にさせておきたいと思っております。
自信が付けば、自然と見ないようになるでしょう。
九九の暗記のように、短期間で「書いて書いて覚えさせる」こともできました。
それをやらなかったのは、対象が幼児だからです。
暗記にエネルギーを傾けてしまうと、集中力が途切れてしまうと考えたからです。
小学生に教えるのであれば、ガリガリやって数日で暗記させたことでしょう。
結果的に次女の「分数の計算力」は、一ヶ月で大幅に上がりました。
図形を学ばせたいので、四則混合計算をそろそろ始めようと思っているところです。
6月1日以降も、コロナ休みを続ける予定です。