先月は次女(年中児)が九九を覚えました。今月は掛け算の筆算を教えました。
筆算をマスターできるかどうかは、「九九の暗記が完璧なこと」と「足し算の熟達」にかかっていると言ってよいでしょう。
ひととおり教えて筆算させてみると、
九九はできるものの足し算は瞬時に答が出なかったり、足していく数が多くなると間違いやすいことがわかりました。
そこで、現在は足し算を克服するためのトレーニングを、併せて行っております。
幼児の頭脳は複雑なことが、まだ理解できません。
なので計算のステップを細かくしてあります。
特に足し算の部分は、計算しやすいような工夫を施しています。
はじめは少ない桁数から、順々にハードルを上げていきます。
3桁×1桁までは順当にクリアできました。
3桁×2桁は、位取りは理解できました。しかしたくさんの数字を順次足していくのに、時間がかかっています。
学習そのものに時間がかかると、だらけてきます。
「できない」原因が、何であるかというと・・・
脳のワーキングメモリが不足しているので、思うようにならないようです。
そんなときには、かずパズルを用いて、
計算プロセスを、図示しながら整理してやります。
かずパズルで「数を形で捉えさせる」という視覚化は、記憶の定着に効果絶大です。
672×42の計算で、百の位の足し算の例
→1+2+2+4+1+1=11を、かずパズルを並べて説明。
終わった後は解きっぱなしにしないで、難しいところを解説してやります。
和が20を超える(繰り上がりが二回ある)と、こんがらがる傾向がありますね。
こういうのは慣れてもらうしかありません。
初心に帰ってかずパズルで「いくつといくつ」を、毎日必ず行うようにしております。