4桁の筆算(足し算)ができるようになった。
この記事の前段は定例である家庭学習の現況報告で、後段は最近感じたことをつづるコラムになっております。
次女の家庭学習の現況
鉄は熱いうちに打つ
繰り上がりするのかしないのか
筆算を教え始めてすぐに新たな問題に気が付きました。それは「378+456」のように計算過程で「繰り上がりのある桁とない桁が混在している」場合、次女のような超初心者にはその判別がつきにくいことです。
「8+6=14」「7+5=12」の後で「3+4」が出てくると、そこにもサクランボ算を当てはめようとしてしまうのです。この原因は繰り上がりの習熟が十分ではないことにあったようです。そこでトレーニングのメニューを次のように変更しました。
「いくつといくつ」を歌を歌うように暗唱できるまで、繰り返し練習させる。
間違える部分を特に念入りに行いました。今ではなにも見ないでスラスラ言えます。
繰り上がりのないものをランダムに混ぜて計算させるトレーニング
一つ一つ丁寧に。間違っていたら「それでいいのかな?」と、適宜サポートを入れながら考えさせます。必要に応じてかずパズルで確認させながら。
筆算を桁数が小さいもの)から順にステップアップさせていくトレーニング
計算プロセスが短いと間違える確率が低くなり、自信につながります。筆算に慣れさせるため、毎日小さい桁数の問題から順に取り組ませます。
上記(筆算の練習)では1と2を毎日4問ずつ行いました。つまり6日掛かって2枚をこなすペース。あまり長い時間だと飽きて続きにくいので、本当に必要なトレーニングを必要な分だけ与える感じです。
新旧(次女と長男)教え方の比較
当サイトのコンテンツは長男と次女の二つのサンプルを用いているわけです。よって最近の教え方(次女)と以前書いた記事(長男)とでは異なる点がだいぶあるはずです。参考にしたい方の便宜のために、教え方の違いを書いておきます。
個々の性格に応じて、教え方を変えている。
長男と次女とでは同じ幼児時代であっても性格がだいぶ異なるため、教え方にも大きな差異があります。教え方の熱量では圧倒的に長男の時のほうが熱く、次女にはドライに接しています。ここで足し算(繰り上がり以降)について、長男への教え方と次女への教え方を比較してみることにします。
長男への教え方
かずパズルを駆使して徹底的に「繰り上がりを視覚で認識」させました。また陰山式のプリントを研究しつつ教え方の最適化を図りました。
年少児だった頃の長男は従順な性格かつ視覚に反応しやすかったため、効果が大きかったものと思われます。教える側も星一徹のごとく、半端でない熱量をもって熱く教えていました。野球に喩えれば「打球の速さについていけるようになるまで千本ノックしている」感じ。徹底反復トレーニングにに耐えられたのは、ひとえに長男の従順かつ温厚な性格によるものでしょう。
参照:幼児に足し算・引き算を教える
次女への教え方
小学校算数で学ぶ「いくつといくつ」とサクランボ算をヒントに繰り上がりの教え方を研究しました。かずパズルは要所要所でレクチャーに使う程度。教える側としては熱量はあまりなく、半歩引いて技巧で教えている感じです。
自由奔放な次女は、熱血的にこちらのペースに巻き込もうとしてもお茶らけます。褒めつつ向学心をかき立てるような接し方をして、メリハリの効いた短時間学習に徹しました。乗せれば自ら進んで事を進める性格だからです。
例えば繰り上がりをかずパズルで再現してみせると、実戦でも「8に2をあげた。5は2と3。13。」の要領でやるべきことを言葉に出して表そうとします。一回話せばそれを覚えていて、体験後さらに応用を試みるタイプ。簡単にできるようになると、わざと間違えてみたりダラダラやって遊びはじめます。「終わらないとご飯が出てこないよ」とか刺激を与えつつ、退屈させない進め方が求められます。
プチ・シングルファーザー生活は良いことも多い
ここからは最近考えさせられたことなどのコラムです。
一人で家事をこなした体験
先日、家内が法事で出かけ数日間シングルファーザーをやりました。子供たちの世話を一人で全部してみると「ボケ防止につながっていいかも」と思うようになりました。普段使わない脳細胞や筋肉を総動員するので、若返った気がしました。でも、とても疲れましたね。家内が帰ってきてくれてその間の家事の話で盛り上がり、家の中のこと全般を見直すきっかけにもなりました。
その数日間は日常生活に支障が出ないよう、配慮しながらスケジュールをこなしました。
子供たちが帰宅
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風呂に入れながら洗濯
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夕食を食べさせながら翌日の仕込み
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長女の介護&二人の家庭学習
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3人でミーティング(翌日の行動について)
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明日の準備をさせる
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22時就寝
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翌朝4時起床(帰宅後の準備/掃除その他残務)
※家庭学習の準備も
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朝食後に登校・登園の世話
子供に自分の姿を見せる良い機会になった
食事作りは楽しかったです。普段食べているメニューを筆者流にアレンジして提供したところ、子供たちから「美味しい」という評価をたくさんもらいました。
子供たちはカレーライスが好きなので、フルーツカレーを作ってみました。フルーツといってもスーパーマーケットに行く時間もないので調味料その他在庫の食材を駆使してフルーツ味を作り、その味に合う出汁を考えて独自のカレーを考案しました。長女は障がい児で咀嚼が苦手なので、そのカレーになる前のクリーム煮をベースにした咀嚼トレーニング用の食材も作りました。それを長男に味見させたり・・・。こういうことをやって見せることで、「子供たちが研究・開発職を志望するようになるのかな」なんて想いを巡らせながら作業しました。
下手ですが、全部のひらがな書けます。
うさぎ、かえる、きつね、しまじろう。