3桁の数を習得中
次女への学習指導で難儀していますが、着実に前へ進んでおります。本題に入る前に自分自身の振り返りとして、本月の所感を述べさせていただきます。
家庭学習の喜びとは
子供に勉強を教えていると「家庭学習とは家庭料理みたいなものだ」とつくづく思います。プロの料理は家庭料理と違い商品ですから、美味しさとともに見栄えが大事ですよね。接客や集客の要素も必要でしょう。いくら腕を振るってもコスパが見合わなければお店はつぶれてしまうのでしょうね。 家庭学習は家庭料理と同じく、味も見栄えも自分流でいいんです。評価は自分や家族がするものであって、他人の評価は気にしなくても問題ありません。その家その家で「我が家の味」を作り、自己満足していてかまわないのです。
我が家の末っ子である次女はレクチャーしてもわかって聞いているのかいないのか、よくわからないことが多いのです。やらせてみて凹むことも多いですが、「ちゃんとわかってる!」というときは感動ものです。手がかかるほど出来上がった料理がおいしく感じられるのと一緒なのかもしれません。我が子の人生に自分の余生を重ね合わせているかけがえのない時間が家庭学習だと思っております。
文字・数字の練習
「い、こ、へ、く、つ、し、に、た、け」などの書きやすいひらがなを書く練習と、あとは自分の名前をなぞる練習をさせています。数字はなぞることはできるので、次の段階として書く練習を始めました。1,6,7,8,9,0は書けます。ただし実用レベルに到達するのはまだまだ先になりそうです。数字の練習をしているはずが途中で絵を描いたりしています。
意外なことに数字が書けない状況であるにもかかわらず、算数の勉強はどんどん進んでいます。この調子でいくと数字が書けるようになった時が楽しみです。
3桁の数および桁上がり
今月度は3桁の数について桁上がりを教えました。桁の概念が身についたように思います。当然ですが先月やっていたくもんの磁石すうじ盤100と自作300までの数字の駒並べは卒業しました。
次の数を答えさせる
紙に数字を書いておき「○○〇の次の数は?」と問答を繰り返します。毎日同じ紙を使って行います。とりあえず3桁までならどんな数字でも即答できるようになりました。
スコアボードを使った訓練
長男の時と同様にスコアボードを使い、桁上がりの訓練(次の数は?)を行いました。
参照:子供に数字を書かせるには
十の位への桁上がり(139→140の場合)
一の位にはめくるものが無いから、十の位をめくるよ。一の位は0にするよ。
百の位への桁上がり(199→200の場合)
一の位と十の位にはめくるものが無いから、百の位をめくるよ。一の位と十の位は0にするよ。
「位」と「部屋」
「位」を部屋に見立てて「一のお部屋」「十のお部屋」「百のお部屋」と説明していたのをやめました。現在は「一の位」「十の位」「百の位」と改めています。長男のときは最初から「位」と説明したことを思い出し、下手に幼児扱いすると後々繰り上がり繰り下がりを学習する際に余計な負担を与える恐れがあるからです。
小1算数の教科書は使えるか
小学校で10より大きな数を教える際に、10を一つのまとまりにさせるんですよね。バナナやサルや飴などの絵がたくさん書かれていて、例えばバナナ10本を線で囲い10がいくつできるか数え、あまったバナナを別に数えるという10進法の教え方が用いられます。下は長男が使っている算数の教科書です。
次女に教える際に試しにこの教科書を教材として使ってみました。すると3つの問題に突き当たりました。
- 鉛筆で線を引いて枠で囲うのが年少児には難しい。
- 数える際に漏れがあったり二重に数えてしまう間違いが多い。
- 数よりも絵に注意が行ってしまう。
玉そろばんが教えやすい理由
小1算数の教科書は教え方の導入部としては使えると思うのですが、上記のとおり次女の教材としては煩雑になりやすい欠点があります。数えるものは抽象的な物体で、かつ数え間違いのないものであるべきです。すなわち玉そろばんを使うのが適切というわけです。玉そろばんなら繰り返し教えるにも便利。「ご破算で願いましては」で瞬時にリセットできます。
参照:玉そろばんを使った数の教え方
玉そろばんの欠点
十でまとめることは容易に教えられますが、百でまとめることまではできません。その辺をどう捌くかが筆者の手腕にかかっているわけです。今のところ玉そろばんは暫定的に100まで使い、そのあとはスコアボードを駆使することにより教えきることが可能だと思っております。
今後
次女は3桁の桁上がりがわかる入り口に辿り着いたわけです。長男は4歳10ヶ月で3桁の数字が書けるようになりました。あとは数字が書けるようになりさえすれば、長男4歳10ヶ月と同等のレベルになることでしょう。数の習熟に努めていけば、長男のペースを追い越せるかもしれません。
足し算(いくつといくつ)
数パズルを使って1から10までは瞬時に表現できるようになりました。最近はこちらが指示しなくても「2は1と1」から「10は9と1」まで自ら進んで再現しています。答が10までの足し算は視覚とリンクして記憶しているようです。来月は繰り上がりのない3桁までの足し算を教えてみようと思います。
拗音を教える。
毎日同じ紙を使ってひらがなの単語を読ませているわけですが、拗音を多数加えていきました。どこまで理解しているのか怪しいところもありますが、継続していくことで身につく気がしております。