陰山メソッドの練習帳で「繰り上がり繰り下がり」を練習する。
分数は算数の中でもつまづきやすいテーマとされますが、年長児である我が子に教えることに成功しました。整数と分数の違いを毎回説明して、その後で計算問題も教えるという繰り返しでした。難しいことを教えるには「根気」が必要ということを感じさせられる1ヶ月間だったように思います。
小学校で教わることを前倒ししていく意味について最近思うことを書きます。もはや単なる落ちこぼれ防止だけが目的ではなくなりました。学習中に息子とはガチで向かい合いますので一度きりの人生で「我が子に何を伝えるのか」という根本的な問題があぶり出されてきます。
例えば食事がダラダラして遅いことと勉強する姿勢とがダブる瞬間があります。歩くときによそを見ながらグダグダしているのが学習中の注意散漫な様子と重なったり…。私は「勝って兜の緒を締めろ」を地で行くタイプの人間ですが、息子は優越感に浸りたいタイプです。そういう色々なことが見えてきます。個性の違いとどう向かい合えばいいのか悩みます。「この先どういう子に育てていきたいのか」と自問自答する毎日です。
そういう意味では国民の義務として我が子を参加させる学校教育と能動的に作り上げていく家庭教育は大きく異なるのではないでしょうか。これからも我が息子への家庭教育は進んでいきますが、分数をマスターして一段落ついたともいえるので根本的なテーマを含めて見直そうと考えております。