本稿では医師志望の将来性について、中段で述べています。
昔の武家は生き残りをかけて、後継者に対して帝王学を施すことがよくありました。
筆者の家は障がい児を抱えているため、自分たちの死後のことを託せるよう健常児には早期教育を施しております。
言ってみれば、これは「広義の帝王学」です。
これまでは英数国等々、学歴を得るための科目をメインに行ってきました。
でも最近は「仮に学歴を手に入れたとして、その先は何を目的に生きるのか」という根本的な問題に、目を向けさせるようにしています。
小手先(表面的)のことよりも、
人生の根幹にかかわる、「狭義の帝王学」に入りつつあります。
本稿は医師を志望していた我が子の進路について、「親としてどう判断していくか」という葛藤を暴露します。
長男が「医者になりたい」とのことで始まった中学受験。
参照:中学受験を決意する
先日、長男が受験することになる中高一貫校の見学に行ってきました。
普通に進学校っぽくて良かったです。校風にもなじめそうですね。
お世話してくださった生徒の方々も、”我が子の将来”っぽく見えてイメージが重なりました。
「入れるならこの学校」という手ごたえを感じました。
志望校については、これでほとんど確定です。
来年は本人を連れて、見学に参加しようと思っております。
ところで、最近は長男の進路について、再検討しております。
というのも本人が「医者になりたい」って、言わなくなってきたんですね。
そもそも筆者としても医者を生業としてみるなら、まったくおススメではありませんでした。
人口減少とか将来起こりうる「健康保険制度&診療報酬制度の崩壊」とか、悪い材料しか見当たらないんですよね。
国は医師を増やそうとしているけれど、弁護士や歯医者のような「供給過剰に陥らない」と言えるのでしょうか。
政府の人口予測を見ると、かなり危機的です。
総務省資料
これから長期にわたり、生産年齢人口(働き手の人口)が著しく低落していくようです。
総務省資料
働き手が少なくなる分、外国人労働者を増やす方向に持っていきたいようです。
現時点では「特定技能」を持つ外国人を、受け入れたいとのこと。
下記画像は外務省ウェブサイト資料より
「特定技能」には介護の分野が含まれていますが(→参照:出入国在留管理庁資料)、
医療の分野は医師会が反対しているためか含まれていませんね。
しかし徐々に外堀が埋められていって、将来は医療も聖域ではなくなる可能性があります。
ところで我が国の主要な銀行や保険業の株主構成を見ると、ほとんど外資に席巻されていますね。
製薬会社も然り。外資に食われています。
医療全般が外国資本に支配される運命にあるのではないかと、危惧しております。
勤務医もフリーランス医も開業医も、現状を超える「厳しい働き方」を強いられるのではないかと恐れるのです。
本人は何と言っているかというと・・・
「科学者になりたい」とかGAFAみたいな「巨大IT企業を興したい」とのこと。
いかにも小学生らしい、雲をつかむような話ばかり言っております。
それで、もっと実社会や生活の場や自然界等々、現実の世界を見せる必要を感じました。
数学や英語ばかりやっていても、いわゆる専門バカみたいな人間にしてしまいそうなので・・・。
休日に時間を取って社会と理科をネタに、筆者がレクチャーすることにしました。
大人になると嫌でも関わるテーマについて、時事問題や社会情勢を織り込みつつ考えさせております。
導入部(話のとっかかり)には、3ヶ月前に買った社会と理科のプレ問題集を使っています。
低学年が楽しみながら学べるやさしい問題集です。
上記の問題を解かせながら、付加質問しながら進めます。
YOU TUBEで「社会の現実」を見せたり、やっているテーマはまったく小学生っぽくありません。
色々な業界ごとに、それを取り巻く諸問題も扱います。
日本が抱える闇とか・・・
外交や国防や経済等々、リアルタイムな時事の解説もします。
他に民法・商法や刑法などの法律や、政治・行政のテーマも取り上げます。
我が家ではこの週末の学習を「帝王学」と呼んでいます。
本来は社会人になって経験を積まないとわからないような内容を、歴史や体験を交えながら学習させようとしております。
もうすぐ冬休み&年末年始ですね。
今年は子供を連れて、帝王学に相応しい場所を見学しに行きたいものです。
先月予告したとおり、数学は難しめの問題集に取組んでおります。
幼少の頃からずっと、ページをばらしてコピーしたもので学習させてきました。
試しに書籍をばらさずに与えております。
繰り返し用いるので、ページがヨレヨレになるのがデメリットですね。
英語は以下の書籍をメインにやっております。
使い勝手がとても良いので、いずれ単独で記事を書こうと思っております。