九九を子供に暗記させる体験記。九九(掛け算)を学習して九の段まで覚えました。覚えさせ方や掛け算につなげるための体系的な学習の進め方について解説します。
これまでに筆算のやり方を教えました。繰り上がり繰り下がりの概念をじっくり教え込んでいるので、思っていたよりはハードルは低かったです。教えたときの状況は別稿を参照ください。
筆算自体はシステマティックなので繰り返し手取り足取り練習させ、慣れれば解けるようになります。それで問題はどうやって繰り上がり・繰り下がりのある計算の速度と精度を上げていくかです。
最初はかずパズルのピースをイメージするよう指導しました。しかしながら、「8+7」のようなかずパズルで表現しやすいものなら良いのですが、それ以外は混乱するもとでした。そこでかずパズルと決別することを考えました。
そこで威力を発揮したのが陰山式繰り上がり繰り下がりプリントでした。この教材の利用の仕方で瞬時に答えが出てこない時には、指を使って導き出すよう指導したところ3回程度で指を使わず頭の中で計算するようになりました。特にそうしろと指示したわけでもないのに…。
陰山式プリントは段階を踏んでレベルを上げる工夫がされております。ただ繰り上がり繰り下がりの学習は、筆算の学習とは別物と考えて並行して進ませました。繰り上がり繰り下がりを練習した後で筆算もやるという感じです。
これまで小1・小2の漢字を中心に、基本的な漢字に加え本人が興味の持てる種類のものを練習させました。例えば「上・中・下」を教えるついでに「かぶと虫」と書かせたり、雪遊びをした日に「雪」と書かせ基本となる「雨」という字やそこから派生する「雲・雷」もついでに教えるといった具合です。
綺麗な字を誤りなく書かせることを目標にしております。現時点では漢字の練習量よりもひらがな・カタカナの練習量のほうが多いです。