長男は、やっと8歳の誕生日を迎えました。
奇しくも今月は、進路について考えさせられることが、いろいろ起きました。
そして「算数の授業が退屈すぎる」という、衝撃の言葉も耳にしました。
8歳の子供って残酷なくらい、正直ですね…。
それと中学受験が、どうつながるのか…
現在、中学校の数学を、基礎から徹底的に復習させています。
やらせてみてわかってきたのは、得意不得意の偏りが見られること。
関数や方程式などの解析系は得意。
一方、図形が苦手です。
図形が得意になれば、公立中学校の「偏差値70相当」に達するとみました。
それで、図形を攻略するために、新しく問題集を購入しました。
基礎からじっくり養成するのに適した教材です。
参照記事:くもんの中学基礎固め100% 数学
ちなみに公立中学校における偏差値70とは、試験が易しすぎて退屈に感じるレベルだと思っております。
ところで先日は授業参観とは別件で、たまたま算数の授業中の長男を見る機会があったのですね。
意外なことに答がわかっているのに手を挙げることがなく、授業への消極さが見受けられたのです。
それで長男に普段の授業について尋ねたところ、「算数は退屈すぎる」という言葉が返ってきました。
彼が算数の宿題をする姿を見ていると、量がてんこ盛りでも「瞬殺」で終わります。
宿題は保護者が丸を付けるわけです。
長男の算数の宿題は見やすく書けているかとか誤字脱字はないかといった、書類上のチェックぐらいしかやることがありません。
中学三年生レベルで数学を学習しているので、算数は朝飯前といったところです。
公立中学校に入ると小学校と同様に、
やはり授業は、「成績が中ぐらいの子に合わせた内容」となるに違いありません。
ということは退屈な時間が、「あと八年間続く」ということです。
小学校の残り五年間に加え、中学校の三年間ってけっこう長いですよね。
これは何とかして、「退屈な地獄」から救ってやらねばなりません。
それで、突然ですが「私立中学を受験させる」ことにしました。
受験ビジネス(合格実績至上主義)に、身を委ねてみることにしたのです。
長男の中学時代は、「彼にとって充実した教育内容」にしてやりたいです。
私立中学校と言えば中高一貫教育なので、筆者の考え方と相性が良さそうです。
筆者がこれまで長男の中学受験に否定的だったのは「勝てない戦はするべきでない」ことと、「根っこ(目的)がしっかりしていなければやるべきではない」からだったのですね。
ここにその両方が揃い、やらない理由がなくなりました。
本人の想いをいろいろ聞いていきました。
本人にそれとなく私立中学校について、小出しに情報を与えていきました。
→授業が暇ではなくなること。
彼に進路の希望を尋ねました。
すると、医者になりたいと答えました。
理由は「儲かりそうだから」とのこと。
実は、今月は階段で遊んでいるときに、足を怪我しました。
それで開業したての病院を、受診したのです。
その建物が新しくて、人も大勢使っていたのが印象に残ったようですね。
それで、なぜ医者が儲かるのか話しました。
つまり「需要と供給」のバランスの話です。
「医者の数は、増えすぎないように調整しているんだよ。」
「でも、もしかすると医者が少なくて済む時代が、来るかもしれないよ。」
「医者になりたい人は大勢いるけれど、将来は医者が余ることも考えておかないといけない。」
医者は訴訟と背中合わせの職業なので、あまり気が進みませんが…。
長男は「それでも、なってみたい」とのことでした。
まあ、職業そのものが人から恨みを買いやすいとか(司法関係)、殉職しそうな職業(格闘家とか宇宙飛行士)よりはマシかもしれませんね。
筆者の見立てでは創造する職業が向いており、研究開発職あたりが適当と思っています。
まだ色々な可能性があるので、勉強以外にも様々な体験をさせたいと思っております。
本人はやる気があり、絶対受かると言っています。
まあ、余裕で受かるところしか受験させませんので、大丈夫だとは思いますけれど。
ダメだったら、公立中学校に行くことになりますね。
中学受験を目指すにあたり、基本的な部分を変えることは無いと考えております。
「中学校の数学さらには、高校の数学へ」というアプローチはそのままです。
算数は「できて当たり前」であり、大学受験に向けた数学の学習を進めていきたいです。
小学校レベルで付け足す内容は、「方程式を使わない解き方」ぐらいでしょう。
あとは算数以外の教科を、どう捌くかが重要テーマになります。
これは冬休みまでに、結論を出したいですね。