学力の伸びを止めない工夫

学力の伸びを止めない工夫

学力の伸びを止めないために大切なこと。日々の家庭学習でわからないところをチャンスととらえ実力アップしていくためのコツを解説。学び直しの機会に実力アップを兼ねる効果的な教え方について考えます。

子供のメンタルと学習を同時に管理する

チヤホヤされるリスク

 子供をテストの成績のことで褒めないようにしています。その代わり家庭学習で苦手な問題が克服できた時には大いに褒めます。どういうことかというと成績がよくてチヤホヤする育て方は、ろくな結果にならないからです。一方、学んだ成果をたたえることは求道の精神につながります。
 周りに神童と言えるような頭がよい子供さんはいませんか?神童ばかりが通う学校では神童が神童でなくなります。筆者の学生時代には今まで神童ということでチヤホヤされてきたような同級生が劣等感で学習意欲を失ったり、成績が上のほうでも「自分は頭がよい」と慢心して成績がダウンしていく例をたくさん見てきました。

勝って兜の緒を締める

 子供の小学校のテストや小テストが返ってくることがあります。当然ながら満点若しくは1〜2問はずす程度の成績です。算数は繰り下がりの引き算が始まり、他の子供との差が開き始めている状況のようです。本人としては「小さい頃から勉強していて良かった」という気持ちでいるようです。本人は楽観していますが筆者は逆で、「気を引き締めないと伸びが止まる」ことを意識しております。我が子のようなただの凡人が「自分はできる」と思い違いせずに、求道をモチベーションとして無心に進むよう願ってやみません。

本物の実力について考える

 子供がだらけた姿勢で勉強に身が入らないでいることがあります。学習は一生懸命やらないと実力が付きません。問題が解けるといってもまぐれ当たりに過ぎず、本物の実力が付いていないことがあります。日々の学習に刺激が感じられなくなり流されると伸びが止まります。さらに自分はできると錯覚し「答えさえ合っていればいい」となり、結局は真の実力がない「見かけ倒し」で終わってしまいます。
 本物の実力とは何なのでしょうか?筆者が思う本物の実力とはまぐれではなく百発百中で正答を導き出す力です。うろ覚えではない鮮明な記憶、解法に達するアプローチが論理的であることが挙げられます。閃きはそのベースがしっかりしていてこそ発揮できると考えます。

本物の実力を身に付けさせるために

 日々の学習を回していく中で、過去の学習では理解できていなかった部分がクローズアップされることがあります。こちらが教えたつもりでも、実際にはその部分が欠損していたり脆弱だったりするわけです。筆者はこれをバグと呼んでいます。学習がある程度進んだ後は、バグを見落とさず効果的に修正していくことが実力を本物にしていく要訣だと思っております。

バグ修正のついでにバージョンアップ

 先日もこんなバグがありました(→参照)。記事を上げた後日、単位全般にわたりさらに根本的な内容で教え直しました。教え直す過程で、単位と比の関係性や用途に応じた単位の作られ方とか異なる単位同士の計算でどのように単位が変わるかなど併せてレクチャーしました。高校レベルの内容を中学レベルに噛み砕いて教えた感じです。本人の興味に応じて伸ばせるところはどんどん伸ばしたいと考えておりました。学習が進んだ状態で以前教えた内容をもう一度学び直しさせる際には、単に修正するだけでなくバージョンアップできる部分は同時に行うのが理想的だと感じました。
 レクチャーの内容は小中学生に教える内容としてはマニアックすぎるので掲載は控えますが、日々の家庭学習でウォーミングアップ用として使用するワークブック化した自作教材を参考までにアップしておきます。

単位換算のトレーニング

覚えたことはどんどん使わせる。

 当然のことですが、せっかく覚えても使わなければどんどん退化するわけです。これは算数や国語に限りません。先日小学校の音楽の授業で鍵盤ハーモニカが弾けないということでキーボード練習をさせたのですが、演奏に興味を示しその後も喜んで練習しています。せっかくなので練習用の書籍を購入して毎日10分程度練習を行っています。赤バイエルよりも取り組みやすくて良い買い物をしたと思っております。とりあえず両手で楽しく演奏できて、鍵盤楽器という趣味を一つ持てるようにしてあげたいですね。

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