前回の投稿で長男の志望校を少しだけ明かしました。
すなわち旧帝大の工学部を、受験するつもりということです。
そして私立中高一貫校を、必要としなくなったこと等々。
筆者なりの考察・目論見を、本稿で述べたいと思います。
まず工学で行くのなら研究のレベルが高いところを、経験させてやりたいと考えます。
そうなると私立大学ではなくて、旧帝大の工学部か国立の工科大学を選びたくなりますね。
就職のしやすさやその後のことは、世の中どう変わっているかわからないのでとりあえず考慮しないことにしました。
東大・京大か東工大程度をイメージしていますが、旧帝大のどこかなら御の字と考えています。
レベルの高い大学の工学部だと入学してからも卒業まで大変ですが、学業の苦労はさせてやりたいと考えているので問題なしです。
まあ、中学時代に数学・物理・化学・専門学科について、大学程度のことを取り組ませようと考えています。なので苦労というほどでもないと思われますが・・・
旧帝大志望だとまず共通テストを受験することとなりますが、厳冬に行われ6教科8科目なので受験生にとってめっちゃきついですよね。
私立大(共通テストなし)だと受験科目が3教科で、しかも提携校推薦枠がやたらと多く年内に合格してしまうケースも多いわけです。
→受験の苦労だけで考えると、私立大にも魅力を感じます。
ただし旧帝大併願だと6教科8科目を勉強しないといけないので、受験科目の少ない私立大を受験するにはハンディキャップがあると言えるでしょう。
しかしものは考えようです。
逆に言えば現状では共通テストがうまいこと都会と地方を分断して、障壁になってくれているのではないでしょうか。
すなわち首都圏など私立大が充実しているエリアの人は、共通テストを受験せずに私立大に入ろうとするケースが増えているのではないかと考えます。
都会の私立大の推薦枠パーセンテージを調べると、その傾向は明らかですね。
都会のそこそこできる人は早慶(共通テストなし)を、狙いたくなるのでは・・・
首都圏ならば、地方の旧帝大に匹敵するくらいブランド力のある大学がたくさんありますし・・・
首都圏在住でわざわざ遠隔地の旧帝大を、受験する意味ありますでしょうか。
そう考えると現時点の旧帝大受験生の傾向は、地方在住者の割合が高いかもしれませんね。
東大・京大が共通テストへの参加を続ける限り、他の旧帝大も追随することでしょう。
一方で私立大は共通テスト参加に消極的で、推薦枠をメインに学生を確保したがる。
この状況が続くことは我が家の受験戦略上は、メリットしかありません。
ところで私立中高一貫校に入るメリットの中で、私立大への推薦枠を使えるというのがありますが・・・
我が家は旧帝大志望なので、入ってもその恩恵にあずかることはないでしょう。
大学受験の共通テストの存在が、中学受験をやめる「背中を押してくれた」とも言えますね。