これまで筆者は子供たちの成長に合わせて、家庭学習の方針をたびたび変えてきました。
当サイトの未就学児代と現在とでは、記事の表情(意図するところ)にギャップがあるものと思われます。
荒れ地の開墾に喩えると・・・
就学前の早期教育は、形から入りテンポよく「ひととおりのことをさっさと教える」を重点に取組み成果を上げることができました。
その後は骨組みに肉付けして、レベルアップを図る作業に徹してきました。
そして最近の筆者は早く進みません。しっかり地固めしながら「揺るぎない実力を身につける」ことを教育方針としています。
本稿では新しいステージに入った、子供たちの現状を記そうと思います。
筆者の長男は小学5年生に進級し、以前よりも字を丁寧に書くようになりました。
漢字の間違いも飛躍的に減り、春休みに徹底指導した甲斐がありました。
新しい担任は厳しめの先生で、「タブレットは使わない主義」「漢字をひたすら書きまくる練習に否定的」等々共感できる部分が多いです。
返ってくる宿題や長男のノートを見ると、丁寧に指導してくださっているのがわかります。
筆者としては「全面支持」です。
下旬に行われた担任の先生との個人懇談では、「勉強はまったく問題なし」とのことでした。
しかし「もっと他者と交わってほしい」という指摘も受けました。
教室では暇さえあれば歴史の本を読んでいるようなんですね。
でも晴れている日は必ず外に出てみんなと遊んでいるとのことなので、筆者としてはそれほど気にしていません。
小4までは友達とつるんだり先生をいじったり、コミュニケーションが盛んだったので意外な話でした。
家でも暇さえあれば歴史書や地図帳を開いており、さかなクンみたいな感じに見えることを話しました。
本人は工学部志望ですが、筆者としては「本当に好きなことをできるようにしてやりたい」と最近思うようになりました。
ただ小中学生の時期は、可能性を全方向に広げておきたい気がします。
次女は小学2年生になって、宿題に掛かる時間が一気に増えました。
新しい担任は指導は中辛ですが、細かいところまで見逃さない先生です。
次女は完璧主義なので、宿題をこなすのに時間がかかります。
漢字ドリルを一つの作品のように、綺麗に仕上げるのでたくさん褒めてもらっています。
その分、家でやっている数学にかける時間が少なくなるので、悩ましく思っております。
ただ完璧に仕上げる経験の積み重ねは、子供のスペックを上げるのに役立つと思い”ヨシ”としています。
やっていることは先月と同じです。
ゆっくりなペースにすることで、充実を図っています。
得意な単元を作るというか・・・
例えば理科であれば、物理だけを繰り返し復習させています。
その都度、深く掘り下げてレクチャーするようにしています。
例えば、光の屈折・反射では光ケーブルの原理とデータ通信の歴史をレクチャーした上で、屈折・反射を利用した新しいアイデアを考えさせたりしました。
物理にハマるように仕向けています。
高校数学は二次関数〜二次不等式の復習を、ずっとやっていました。
数1Aと数2Bの地固めを、あと半年ぐらい続けようと思っております。
下剋上算数もスローペースで、既習の問題を飽きるほどさせていますが、
やるたびに、さらに深いところまで掘り下げるようにしています。
同じような問題でも、どこが違っているのかとか、
ここで使っているやり方は、高校数学で出てくるけれど「証明できるか」とか・・・
力が付くような課題を与えるようにしています。
次女もやっていることは先月と同じです。
やり方を覚えるだけでなく、「真の意味でわかる」ことを大切にしています。
なので、本当にわかるようになるまで付き合いますし、日を変えて何度でもやります。
この頃は書くことが多くなり、用紙が狭いと言ってきます。
「書ききれなかったら、別の紙に書いていい」ということにしています。
長男が解き終わった紙から問題だけ切り抜いて、次女に解かせることもあります。