平仮名は読み書きできるようになって、次にカタカナを教えたいときに遊びの延長でマスターしてしまう有効な方法があります。平仮名の時は身近なものでも(例えば絵本)興味をもってくれますが、カタカナに特化して集中的に教えるというのはなかなか難しいものです。カタカナ表記の物って大人の世界に属しているものが多いです。そういうときに有効なのが図鑑です。
カタカナを教えたいときに昆虫図鑑・恐竜図鑑・動物図鑑とか電車や自動車の図鑑等々は最良の教材だと思います。というのは「カタカナが多く用いられ」「子供の興味分野のど真ん中」だからです。
動物系も乗り物系もカタカナだらけです。ヘラクレスオオカブト・ティラノサウルス・イリオモテヤマネコとかドクターイエロー・ロードローラー等々。図鑑に掲載されているマニアックで大人が聞いたことがないカタカナ語でも子供は貪欲に知りたがります。そういう知識欲を利用しながらカタカナを制覇してしまうのが目標になります。
子供はカタカナを習得しようなどとは思っていませんから、子供目線で楽しめるものが良いでしょう。ただし最近の本屋ではビニールを掛けて立ち読みできないようになっているので選ぶのに苦労されるかもしれません。なのでネットのレビューを参考に購入するのが良いでしょう。
図鑑ならどれでも同じかというとそういうものでもありません。例えば昆虫図鑑だと子供に大人気のカブトムシ・クワガタにページを多く割いて他はサラッとしているとか、昆虫の生態や取りかたに着目しているとか、付属のDVDを充実させている等々他との差別化を図ろうとする傾向が見られます。我が家の場合、最初の1冊は恐竜図鑑でした。どれがいいのか子供が迷ってしまったので表紙のみで選ばせました。昆虫も好きということで数ヶ月期間を開けて別の出版社の昆虫図鑑も購入。どちらの図鑑も恐竜名など字の大きさがカタカナを教えるのにちょうど良かったので目的は達せられました。
コツは次の二つです。
私の場合は最初にカタカナの表を使ってとにかく詰め込みました。その後で好きな種類の図鑑を与えました。詰め込んでも実際に活用しないと忘れていくものですよね。図鑑は詰め込んだことを知らず知らずのうちにアウトプットさせる意味で大変効果があります。
我が子の場合は図鑑購入後はたどたどしく文字を追い、何とか一人で勝手に読んでおりました。疲れてくると「お父さん読んで」と持ってくるので、その時は細かい解説までたくさん読んでやるようにしています。読み聞かせる途中で「この恐竜の名前は何?」等々色々質問をしていきます。その中でカタカナを読ませていく感じですね。カタカナが苦痛でなく吸収できていくようです。
市販のカタカナ表は平仮名表と違って、小児の日常とかけ離れている単語が多いです。すなわち「馴染みがない外国語由来のカタカナ語」で満ち溢れています。4歳の子供にレインコートとかイヤホンとかマラカスと言ってもわかりません。
さらには語句の頭文字ではなく「途中の文字」を充てている商品が多いですね。例えば「ヤ」という文字に「ダイヤモンド」を充てているとか、「ム」という文字には「ジャム」、「ヌ」という文字には「マドレーヌ」等々。
そこで上の画像のように不適当な部分を自分の子供がわかる単語と絵に貼り替えて使いました。子供が好む絵本の登場人物とか、平仮名を覚えたときの表を参考に既知の単語に置き換えました。
参照:加工前
前述の例は息子の場合です。私には娘もおりますがまだ2歳(2016年12月現在)なのであと2年先の話です。図鑑以外にもカタカナがいっぱい書いてある本はきっとあることでしょう。それまでに女の子が好むキャラクターとかアイテムの書籍を探してみたいと思っております。