小学二年生の子供が自力で学習できるように、英和・和英辞典を買いました。
子供「スクールって、どう書くんだっけ?」
筆者「こう書くんだろ。早く覚えろよ。」
子供「わかった。」
子供「ティーチャーって、どう書くんだっけ?」
筆者「辞書は見たのか?」
子供「見てみる。」
子供「あった。」
子供にとっては「いつでも教えてくれる先生」が、そばにいるのと同じ意味になります。
一方、教える側のイライラも緩和されました。
英和と和英が合本された辞典を選びました。
それぞれ別々の英和辞典と和英辞典を、買わなかったのには理由があります。
どういうことかというと・・・
まず小学生にとって・・・
英和辞典と和英辞典のそれぞれを、ケース(外箱)から出すだけでもけっこうな手間です。
狭い学習机の上で、余分にスペースをとってしまいます。
また、二冊を同時に管理するのって、大人でも面倒くさいものですよね。
その点で英和・和英辞典なら両方が1冊に入っており、手間が少ないです。
小学生でも、とりあえず手に取って開いてくれやすいです。
英和と和英が一緒になった英和・和英辞典(合本タイプ)のほうが、小学生にとって学習しやすいようです。
英和辞典と和英辞典の両者を使い分ける作業は、それぞれを引く意味が十分にわかってできることです。
”teacher”を覚えていないので、つづりを調べるわけですね。
Tが頭文字だとわかっているなら、英和で調べることでしょう。
和訳が”先生”だと知っているなら、和英で調べるでしょうね。
英和・和英辞典なら、どちらのルートからも”teacher”に辿り着けるわけです。
一方がダメでも、別なルートから調べられます。
英和辞典と和英辞典を別々に持つよりも、
英和・和英辞典を1冊持つほうが便利なことが、お分かりいただけましたでしょうか。
英和と和英を別々に二冊を買うよりも、合本タイプであれば・・・
和英で調べた後に、「英和でどんな使われ方をしているのか・・・」というアプローチの仕方が身につきやすくなります。
ついでに英和を開く習慣が身につくと、英語のボキャブラリーがどんどん増えていくわけです。
このような切口で、英和・和英辞典を選ぶのが好ましいと思われます。
辞典が二つある場合、使いこなすのが億劫になりがちです。
どんなに優れた辞典であっても、開かなければ意味がありません。
合本タイプであれば、オールインワンで単純明快。
わからない時に、とりあえず子供が手に取りやすいです。
重さが軽くてコンパクトなほうが、使う頻度が高いものです。
一度開いた部分が覚えきれず、何度も確認することってありますよね。
開き難ければ「辞典で調べるのが億劫」ということになります。
そういう意味で、最初に与える辞典を何にするかは大切なことでしょう。
文字ばかりの辞典よりも、挿絵が豊富なほうが理解しやすいと思われます。
小学生はボキャブラリーが発展途上にあるので、挿絵があると理解の助けになります。
特に低学年・中学年は、挿絵がどれだけ充実しているかが重要ですね。
辞典の文章は、どれも似たりよったりです。
だからこそ挿絵で選びます。
挿絵が豊富な4冊(中古で購入)の中から、使うものを1冊に絞りました。
数ある辞書の中から筆者が選んだのは・・・
キッズクラウン英和・和英辞典です。
文字が大きめで漢字にはフリガナ付き。英和辞典編と和英辞典編が一冊に合本されています。
全般的に挿絵がわかりやすく、楽しい雰囲気です。
内容的にも申し分なく、最初の入門用にはピッタリ。
紙質が良く、適度な厚みで開きやすく、
子供が扱いやすい辞典です。
楽しいイラストで意味がすっと頭に入る。子どもの日常にぴったりの表現がいっぱい。チャンク(意味のかたまり)で覚えるからそのまま使える。間違いやすい単語の使い分けもイラストでばっちり表示。
次点はコチラ。
レインボー英和・和英辞典です。内容的にはキッズクラウン英和・和英辞典と同レベルです。ただ挿絵の雰囲気が外国的なので、日本人の小学生向けとしては、ちょっと違うような気がしました。
ジュニア・アンカー英和・和英辞典は、二色刷りで文字が小さめで文字数も多いです。漢字にフリガナがありません。高学年になったら、こちらがいいかもしれません。
ドラえもんの登場人物による挿絵が豊富です。とても楽しくて良いのですが、和英の語句が足りないです。英和にあるのに和英にはないものが多く見受けられます。
英和(和訳)が中心の学習スタイルであれば、この辞典でも良いでしょう。